日本には数多くの和食がありますが、その中でも今回紹介する「串カツ」は非常におすすめのフードの一つです。大阪のソウルフードにもなっていて、大阪市内には立ち食い店から老舗まで数多くの串カツ屋さんが軒を連ねています。
ビールと一緒に食べると至福の時を感じられる一品ですので、特に大人の方はぜひお試しください。
串カツってどういう食べ物？
串カツは肉や野菜を串に刺して油で揚げた料理です。日本では食材にパン粉を付けて油で揚げる料理を「○○カツ」と呼びます。
肉や野菜だけでなく、時には果物を揚げた珍しい串カツを提供しているお店もあります。
串に刺さっていることでお箸を使わずとも食べられるため、お箸に慣れていない方でも食べやすい日本食と言えますね。
ちなみに、串カツは油から上げるタイミングが大切と言われています。串カツ屋さんでは、それぞれ最適な揚げ時間が異なる食材を揚げたての状態で食べることが可能です。
アツアツの揚げたてをビールと一緒に食べることに病みつきになる人も多い、それが串カツなのです。
串カツの食べ方とルール
串カツは串の部分を手で持つことができるので、箸を使わずにそのままソースに付けて食べることができます。
お店にもよりますが、ソースは他のお客さんと共有になっていることがほとんど。大阪では特に、テーブルの上に共有ソースが置かれていることが多いです。
そのソースには一般に「二度づけ禁止」というルールがあります。一度口に入れた食べ物を共有のソースに再度付けるのは衛生面から良くない、という考え方によるものですね。
とはいえ、大きな串カツの場合はソースが足りなくなるという方もいるでしょう。その場合は、無料で出されるキャベツでソースを掬って串カツに掛けるというのがルールになっています。もちろん、一度かじったキャベツをソースにつけるのはご法度ですので注意してください。
最近はソースディスペンサーで串カツにソースをかける形式になっているお店もあります。より気軽になっているので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
串カツが有名なお店
串カツを食べてみたいという方のために、有名な串カツのお店を紹介します。
串かつだるま
まずは、1929年（昭和4年）に大阪串カツを発案したお店として知られる「串かつだるま」。今や数多くの店舗を構える有名店になりましたが、元々は大阪の新世界という地域に「串かつだるま」は誕生しました。
このお店が牛串カツの発祥の店と言われており、後に牛串以外のお肉や野菜を揚げたものを全般に串カツと呼ぶようになったそうです。創業時から継ぎ足しされてきたソースの味や昔ながらの雰囲気を体験できるお店です。
衣が薄く、油で揚げているのにあっさりしていて、食材の良さを最大限に引き出す絶妙な揚げ具合で提供してくれます。
串かつだるまが創業した大阪の浪速区新世界と呼ばれるエリアには、他にも数多くの串カツ屋さんが軒を連ねており、各店舗を食べ歩くような観光スポットにもなっています。
個人で営業している串カツ屋さんからチェーン店までたくさんありますので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
串カツ田中
もう一つは「串カツ田中」というお店です。2002年創業の串カツ屋さんで、関東圏を中心に展開しています。
こちらのお店の魅力は、串カツだけではありません。大阪でしか食べられないであろう「肉吸い」という料理や、関西でよく食べられているソウルフードを居酒屋メニューとして提供しているというのも魅力の一つです。
大人から子どもまで色々なメニューを味わえるお店なので、ぜひ家族でも足を運んでみてください。
家庭でも楽しめる串カツ
串カツは比較的簡単に家庭でも楽しめる料理です。新鮮な食材と衣と油があれば家族で楽しく気軽に串カツを味わえます。
用意するものは、竹串と食べたい食材とパン粉と衣（小麦粉・卵・水を合わせたもの）と揚げ油のみ。お好みで材料を串の先端に刺して、食材に衣からパン粉と順番に付けて、180℃の高めの油でサッと揚げるだけで完成です。
ポイントとしては、衣とパン粉は出来るだけ薄く付けることと、揚げすぎないこと。余熱でしっかり火が通るので2度揚げしなくてOKです。たくさんの食材を用意して揚げてみましょう。野菜嫌いのお子さんでも、たくさん食べてくれるかもしれません。
中には変わり種として、スイーツ（おまんじゅうやアイス、チョコレートなど）や果物系、チーズなど様々なレシピがネット上で公開されていますので、挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
串カツにすれば数多くの種類の食材を食べられますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回のテーマは串カツでした。大阪や兵庫などには、自分で揚げることのできる串カツ居酒屋なんてお店もあるほど、地域のソウルフードとして有名な串カツ。不思議と食とお酒が進んでしまう絶品の日本食と言えるのではないでしょうか。
大人の方はぜひ、冷えたビールやお酒と共に食べてみてください。
