初めて日本に訪れる方や、これから日本に留学・駐在する方々は、不安がいっぱいの状態で来日をされるのではないでしょうか。
今回は、まず生活を始める際に必要な「家具」や「家電」、さらには生活必需品を揃える方法と購入できる場所をご紹介します。
日本で家具を揃える方法と場所
日本で生活を始める際に必要な家具といえば、以下のようなものが挙げられます。
- ベッド
- 机と椅子
- 洋服タンス
- テーブル(飲食用、ローテーブルやサイドテーブルなど)
- カーテン
- ラグ
このような家具は、ニトリやIKEAのような家具・インテリアを扱うお店で買うことができます。家具を購入する際の注意点として、部屋の間取りを確認し四隅の幅や高さを測っておくことがとても大切です。
ベッド・洋服タンス・テーブルの選び方
ベッドは前述の通り、部屋の幅を測ってから買いに行きましょう。また、大きなサイズのベッドを買う際は、ドアから搬入できるかどうかも気にしておくと良いですね。
洋服タンスは、幅は狭くてもたくさん衣類が入るような1段1段が深いタンスを選ぶと量が収納できます。クローゼットだけでは足りない場合も多いので、ぜひ用意してみましょう。
各種テーブルや机は、1人でも移動ができる軽量の物を選びましょう。模様替えや掃除がしやすくなりますよ。
ラグ・カーテンの選び方
ラグ・カーテンはいずれも大きさが大事です。窓や床の大きさを測ってから買いに行くと失敗しません。大きささえわかれば、通販や無印良品(MUJI)などでも購入できます。
実はラグやカーテンも、専門店があるので活用してみましょう。カーテンじゅうたん王国というちょっと変わった名前の専門店で、驚くほどの数のラグ・カーテンが揃っている専門店ですので、きっと自分好みの品に出会えます。
日本語のみ対応ですが、オンラインでも利用可能です。
部屋のインテリアや雰囲気を統一したい方は、専門店で自分の部屋にぴったりのラグやカーテンを選んでみてはいかがでしょうか。
日本で家電を揃える方法と場所
「生活必需品」の中で、お金を掛けたいところでもある生活家電。 買いそろえる必要がある生活家電といえば、以下の4つが挙げられます。
- テレビ
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- 洗濯機
日本に来たばかりであれば、どこで買えるのかわからず不安ですよね。買える場所や選び方を書いておくので、参考にしてみてください。
家電量販店の例
日本には「家電量販店」と呼ばれる大型のチェーン店舗があります。ビックカメラやコジマ、ラオックスなどの実店舗では外国語対応可能なスタッフがいることもありますので、日本語が不安でも大丈夫です。
なお、家電量販店で買う際は複数の店舗を巡るより、1つの家電量販店で買い揃えるのがおすすめです。というのも、家電量販店ではポイント制度を導入している店舗が多く、貯まったポイントを後々の買い物で使用することができるからです。
テレビの選び方
今やテレビはサイズもメーカーも様々で迷ってしまいますよね。迷ってしまった時は、以下の2つのポイントで考えましょう。
- 何にこだわるのか
- 予算
こだわりは、画質・音・薄さ・大きさ・スペックなど挙げたらキリがありません。とてもハイクオリティな物が多いので、何を目的に買うのかを忘れないように決めておくと良いですね。
また、予算も大切です。必要な家電はテレビだけではないので、他の家電も買い揃えなくてはいけないことを忘れてはいけません。
電子レンジの選び方
電子レンジも安いものから高いものまで幅広いのですが、購入するポイントとして以下の3つを意識しましょう。
- レンジ出力の種類の多さ
- オーブン機能の有無
- その他機能の多さ
コストが低い電子レンジは、レンジ出力として200Wと500Wの2種類のみ備えたものが多いです。少し値段を上げると200W・500W・600Wの3つ、もしくはその3つに700Wが付いているものが出てきます。
購入するなら600Wまであるタイプを選ぶと、料理時間がグンと短縮されて時短になります。
後は、オーブンやその他の機能が備わっているとお菓子作りも電子レンジでできます。料理やお菓子作りが好きな人はぜひ多機能なものを準備してみてください。
冷蔵庫の選び方
冷蔵庫も数多くのメーカーから販売されていますが、大事なポイントは下記の2点です。
- 幅と高さが合っているかどうか
- 冷凍室の有無
一番注意したいのが冷蔵庫の幅と高さです。キッチンの横・付近に冷蔵庫を設置する場合、間取りの幅と高さに合ったものを選びましょう。
冷蔵庫は扉を開いて使用するので、開いたときに使いにくくならない大きさのものを選びたいですね。
次に冷凍室の有無。これは生活していくうえでとても重要な冷蔵庫の機能の1つです。購入した食材をいかに長持ちさせるかが重要なので、冷凍庫があるものを選びます。
洗濯機の選び方
最後は洗濯機です。以下のポイントで考えてみましょう。
- 大容量で洗うことが多いか
- 洗浄力の強さ
家族で住むのであれば、必然的に使用回数も量も増えますので大容量が入る洗濯機を選ぶと良いでしょう。
一方で、単身の場合は独り暮らし向けの少量入る洗濯機で十分です。大きさもコンパクトなので、節水効果も見込めますよ。
次に、洗浄力。これはドラム式か縦型式かで変わってきます。
洗浄力が高いのは縦型式で、洗浄力が少し劣るのがドラム式です。その違いは洗い方の違いによるもので、水の強い力で汚れを落としてくれるのは縦型式洗濯機という訳です。
一方で、ドラム式は多少は洗浄力が劣るものの節水効果は縦型より優秀ですので、どちらを選ぶかはしっかり検討する必要がありますね。
日本で生活必需品を購入できる場所と利用時の注意点
生活するうえで必要な必需品として、日用品や食品が挙げられます。日ごろ消耗していく消耗品の購入は、スーパーやコンビニに買い物に行きます。
そんなスーパーとコンビニについてご紹介します。
スーパーマーケット
日本でも生活必需品を購入する際はスーパーマーケットへ行きますが、その際には以下のような注意点があります。
- レジ袋は有料の場合がある
- セルフレジが導入されている場合がある
- クレジットカードが使えない場所もある
海外にもあるエコバッグの文化は日本でも広まってきています。その流れで、レジ袋を有料化するスーパーマーケットも出てきました。大きさによって1枚につき2〜5円前後というところが多いです。
さらに、自分でお会計をするセルフレジがある大型店舗もあります。英語切り替えができるものもありますが、切り替えボタンがなければ店員に使い方を聞きましょう。
また、スーパーの中にはクレジットカードが使えない店舗もあるため、多少なりとも現金を用意しておくと安心です。
コンビニエンスストア
海外でも当たり前にあるコンビニエンスストア。
日本では24時間営業のところが多く、野菜や果物を売っている店舗もあります。さらにはATMや複合機、ペットの餌まで売っているということで訪日外国人からはちょっとした観光スポットになっているとか。
そんなコンビニで注意すべきポイントは以下の2つです。
- 都心から離れると多言語対応していないことが多い
- 年齢確認を求められることがある
都会から離れれば離れる程、店員に日本語しか通じない可能性が高いです。必要に応じて翻訳アプリなどを使うようにしましょう。
また、お酒やタバコを買う際は、年齢確認を求められることがあります。年齢が分かる証明書として、在留カードを持ち歩くようにしてください。
まとめ
日本には外国語が通じないお店がたくさんありますが、近年は多言語対応している店舗も増えてきています。家具や家電は多言語対応しているところで揃えるようにすると安心できますね。
困ったときは遠慮なくお店の人に声を掛けてみましょう。